久しぶりに”おこげ”が４匹の可愛い赤ちゃんを出産しました。この動画を撮った時点では生後40日あまりとなります。もう離乳も順調に進み、ドライフードを盛んに食べる子もおり、繁殖部屋にお世話のために行くと、大騒ぎでケージから出られることを喜んでウロウロキョロキョロです。母親のおこげはとても子煩悩でちゃんとお世話をしてくれ、ここまで元気に育ってきました。赤ちゃんは生まれて２週間３週間は自分で排泄物の処理ができず、肛門のあたりを刺激されてはじめてウンチやおしっこができます。ですので母親はこの間（かん）、頻繁に赤ちゃんの肛門を舐めておしっこやウンチを舐めとるのです。すごいですね。母親は偉大だとつくづく感心します。たまに赤ちゃんの肛門舐めを怠る母猫が出ますが、その時は下半身がぐちゃぐちゃで汚く臭くなって、健康に障害が出ますので洗ったり拭いたりしますが、とても母親のお世話のように完璧にはできず、大変です。人間の場合は生まれてオムツが取れるまでは早くて一年、遅い子は二年ほどかかり、その間の排便と排尿の処理はオムツでします。今のオムツは紙オムツでそのままゴミ箱にポイで済ませられますが、紙オムツが一般化する35年ほど前までは、木綿のオムツにウンコがべっとりと付着しているのをチリガミで拭き取り、手で水洗いして洗濯乾燥して繰り返し使っていたものです。それを赤ん坊が成長して必要がなくなるまで延々と続けていたのです。人も昔の母親たちはとんでもなく大変な思いと努力をして子育てをしていたのだなあと思うことです。おこげちゃん凄いね、ありがとう！